興教寺 669年創建 玄奘、三蔵法師の遺骨を埋葬し祭った
唐代に建てられた塔が三基 中央に玄奘を祭る舎利塔
西域から天竺に17年間巡錫する 帰国後は訳経に従事 664年入寂
西に窺基法師 長安の慈恩寺で訳場に列し法相宗を大成
慈恩大使として日本の東大寺に画像が伝わる。
東に圓測法師 新羅の王子で同じく訳場に列した
清代の戦火、戦乱のため、ほかの堂、殿などはすべて焼失
当時のまま残ったのは三基の塔だけ ・1930年代に殿や院が再建
西遊記 が この地から生まれた・・・。
草堂寺 後秦時代 1600年以上の歴史を有する日蓮宗の名刹
鳩摩羅什が経典翻訳を行ったところである。
鳩摩羅什は亀茲国に生まれた。仏法を講じつつ教典の漢訳に従い
中国の仏教は 初めて正確な漢文の教典を得ることができた。
鳩摩羅什が眠る舎利塔 昨年世界遺産に申告された
日の出や日暮れ時は草堂の上から圭峰にまで霧が立ち込める
井戸から湧きだす水蒸気 線香が添えられ
草堂煙霧、八景之一と呼ばれている。
中国16世紀の明代 大唐西域記を元に西遊記が書かれた
玉龍に跨り三蔵法師が 孫悟空、沙悟浄、猪八戒を共に従え
ここにいると旅をしたくなる・・・。