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西安駐在 中国秘境巡り

 帰れなかった遣唐使 阿倍仲麻呂

興慶宮公園  唐代三大宮殿の一つである興慶宮跡
玄宗皇帝の兄弟五人の王子たちの御殿として建てられた

玄宗が興慶宮で正式の政務を執りはじめたのは728年
今も残る勤政務本遺跡後


その後、皇帝や貴族たちが歓楽を尽くす場所とし・・

玄宗楊貴妃と共に酒と歌舞に明暮れ、富と権力を振りかざし 

意のまま欲望を満たす・・末路  楊貴妃が逃げた道〜此処に


公園内に 名所 沈香亭・花萼相輝楼・長慶軒・池湖

現在の王子、王女さまのため 遊園地もあります。

そして ひっそり・・・公園の端に

阿倍仲麻呂 698年 奈良生まれ 717年に遣唐使として長安
母国・日本を忍んだ小倉百人一首で有名な短歌

「天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠の山に いでし月かも」
記念碑は1979年 西安奈良県の友好記念に建てられた。

玄宗楊貴妃と小船に乗って季節の花鳥風月を奏で。
753年 仲麻呂は帰国の途に 途中 暴風雨に遭いベトナムに漂流し

再び長安に戻り 770年 故郷を想いながら73歳で生涯を閉じた。

日本への帰国を果たせなかった 阿倍仲麻呂
・・・故郷の春 梅や桜を もう一度 ・・・


今日の西安
人工降雨が降りました。気温7℃ 最低2℃ 寒い一日

興慶宮公園は入場無料! 仲麻呂のためなのか・・桜や梅の木が植えられ
蕾が膨らんで・・・春近し〜。